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とある飛空士への追憶 感想

いやあ、遂に読み終えましたよ、飛空士への追憶。

とりあえず紅の豚や、ラピュタが好きな人なら買うべき。

一応ネタバレを多分に含んでるような気がしますのでご了承を。。


敵国との混血で、生まれながらにして酷い差別を受けてきた飛空士の少年と
高貴ながら、生まれたときから両親によって
自らの運命を決められてきた少女の物語

ストーリーは、いずれ敵の手に落ちるであろう島から、
皇太子に嫁ぐことになる少女を
少年が本国へ極秘裏に偵察機で輸送する任務を受けるというもの。

基本的に話はそれ一本で進みます、もちろん行く手を阻む敵の哨戒網や
執拗な追撃があるのですが、あくまでも目的地到着までは一本道です。

主な登場人物は、実質この男女二人だけです。
ですが二人の徐々に変化する感情描写や会話は、
話が進むにつれて、どんどん感情移入できるようになりました。
そういった描写をしっかりと、重点的に表現出来てて、
良い意味でシンプルな話の構成でした。


たびたび起こる空中戦、というより空中逃亡劇は、
読んでるこっちも息を呑む展開。
大小異なるゴリアテっぽいの
逆ガルウイングで、尾翼が何故か無い震電っぽいの

敵として登場、どうやら敵国のイメージは日本らしい。

ゴリアテは高性能な電探、もといレーダーを搭載してるらしく
雲を利用して進む主人公らの偵察機を逆利用し、雲に隠れて待ち伏せしたり
震電部隊は無防備な偵察機相手に巧妙な連携攻撃をしたり。

巧みながらも地味な操縦でそれを交わし続ける主人公
でも敵エースとの一騎打ちではお互い変態機動を繰り出しての
熱い勝負もちゃんとしてくれました。


終盤になるにつれて別れの時が近づいてくる、

それぞれが元の現実に戻された生活を
しなければならなくなるのが分かっているから
本心では別れたくないと思ってしまう。
しかし、目的地には到着し、旅の終わりは着ます。


そして、二人の別れの時がまた泣けてしまう。
お互いの旅で芽生えた淡い心が引き裂かれるかのような
別れをしなければならない。
それでも二人は、お互いを励ましあうように、
大切だった一時を一生忘れないようにと別れを告げる・・・・・。

結局は男女の悲恋のバッドエンドに近い物だったのですが、
それはそれで、現実味があって儚い終わり方だったと思います。

自分としてはハッピーエンドは脳内補完出来るのでいいのですが。。

最後の終章も秀逸でした。
歴史の裏を、語られなかった真実を生きた飛空士の物語。

この小説は、読み終わったあとの余韻が心地良くて、また読みたくなりました。



ところで作中の水素電池が地味に凄い件
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